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社会『鉄砲が伝わったことにより、城の造りはどう変わったのか』

 中学部2年生の歴史的分野では、『鉄砲が伝わったことにより、城の造りはどう変わったのか』をテーマとして、1学期から学習を進めてきました。

福島県立博物館に出発!

 既習事項の確認やより確実な情報を求め、福島県立博物館へ行き、学芸員である西尾さん副館長さんから、「城の造り」に関するお話をお聞きしました。

天守閣には、殿様の権力誇示や見張りの役目等があったそうです🏰
土塁と堀。攻撃するのも大変そう…!
とても大きな石垣の石。削った跡があります!

 実物や模型を見たり触ったりしながら、城の造りの変遷をたどることができました。また、お城のどの部分に着目すると良いのかについても学ぶことができました。

いざ、鶴ヶ城見学へ!

 次に、実際にお城の様子を知るために、私達にとって最も身近なお城である『鶴ヶ城』へ見学に行きました。
 博物館で教えていただいたことや自分で調べたことをもとに決めた鶴ヶ城を見学する際の5つのポイントを意識して見学しました。

【鶴ヶ城見学の5つのポイント✅】
 
① 平山城(平野の中の山や丘陵に築かれた城)であること
 ② 石垣が積まれていること
 ③ 堀が掘られていること
 ④ 狭間が作られていること
 ⑤ 天守閣が作られていること

鶴ヶ城は、緩やかな登り坂の上に築かれています!
ボランティアガイドの方の解説付での見学!
こちらの鏡石は、直径約2m、重さ3t とのこと!運ぶのは大変そう…。
城を守るための工夫が随所に見られます。
遠くに竹田綜合病院が!敵が来てもすぐ分かります🔥

 「蒲生 氏郷(がもう うじさと)は、織田信長の娘と結婚した」など、教科書や資料集からだけでは知ることができないこともたくさん教えていただきました。

調べたことを発表しよう!~社会×英語~

 これまで学習してきたことをまとめ、11月にALTのDane先生や竹田校の先生方に向けて発表しました。

発表スタート!
パワーポイントを使って、これまで学習してきたことを堂々と発表することができました💮
鶴ヶ城は、戊辰戦争で1か月間籠城した場所。
分校長先生「籠城が可能だった工夫を調べてもおもしろいね!」

 Dane先生は、歴史が大好きで、特にお城について興味があるとのことでした。生徒が「アメリカには、城はありますか。」と尋ねると、「アメリカには、日本やヨーロッパのような城はないです。」と教えてくださいました。

Dane先生「日本は、四季があり、景色が変わるので好きです。
特に、会津は歴史も深いので大好きです。面白かったです。」

世界(Dane先生の故郷)を知ろう!

 発表の後、Dane先生に故郷であるアメリカ合衆国のミシガン州やこれまで住んだことのあるイタリアキルギスについて紹介していただきました。

Google Earthを使いながら説明してくださいました。
バチカン市国。本当に小さくてびっくり!
キルギスでもゲルで生活しているのですね!

 Dane先生の話を聞いて、地球には75億人を超える人々が暮らしていること、またそれぞれの環境に適応しながら多様な生活や文化を創り上げてきたことが分かりました。

 そして、こうした様々な生活や文化を理解し合い互いに尊重し合うことによって、平和でより良い社会を創り上げていくことの大切さを学びました。


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